UEFAチャンピオンズリーグ& ヨーロッパリーグ ’22-’23 グループリーグ第4節  感想

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3節と4節は同じ組み合わせでのホーム/アウェイの試合。注目はミランvsチェルシー、バルサvsインテル、日本人的にはセルティックvsライプツィヒ、トッテナムvsフランクフルトだ。

CLグループリーグ 第4節 ACミラン vs チェルシー

結果 0-2

21’ジョルジーニョ

34’オーバメヤン

注目ポイント

ミラン:けが人が多いため選択肢が少ない。

チェルシー:プレミアリーグからメンバー大きく入替え。CB以外は2チーム分メンバーがいる。

初期配置

ミラン:4-1-2-3。ベナセルが低めの位置だが、中盤は流動的。

チェルシー:3-4-2-1。マウントが右シャドー。

試合中の気になった事象

16’攻撃時はテオが内側に入ってる

17’マウントが抜け出し。裏を取られたトモリの対応がドグソ判定。一発レッドカード。

21’ジョルジーニョがPKで得点。

23’RSBクルニッチ。カルルCB。守備時は4-4-1。

26’ピオリ監督はなぜクルニッチとデスト交代しないんだろう?

27’好調ブライムディアスのクロスからジルーのヘディング。1点取りたい。

28’ブライムディアスはキレキレでボールこねこねからのクロス。

32’前からプレスに行くミラン。リースジェームスとテオの1対1。リース負けない。ただしこのテンションだとミランは持たないとおもう。

36’ディアスOUTデストIN。4-3-2へ変更。ピオリ監督異常なほど積極的。レアオはCF兼左右ウイング。

44’やっと試合が落ち着き始める。チェルシーがポゼッション。

48’正直ミランは走り疲れている。

50’前半終了。もう1点取られたらミランは後は主力温存で交代でもよいと思う。

46’マウントOUTギャラガーIN。マウント温存。

60’リース・ジェームスがケガで交代。W杯大丈夫か?

62’ジェームスOUTアスピリクエタIN。スターリングOUTロフタスチークIN。ジルーOUTレビッチIN。ベナセルOUTポベガIN。

64’コヴァチッチが左シャドーの位置。いやあまり上がらないのでCMFのまま。

77’ポベガとレビッチはがんばって追いかけるが、さすがに取れなくなってきた。

79’オーバメヤンOUTハヴァーツIN。レアオOUTオリギIN。バロトゥレINテオOUT。さすがにピオリ主力を休ませる。トナーリだけは残った。キャプテンマークつける。

試合後感想

17’で試合が壊れてしまったので残念だった。

ミランはピオリ監督体制キビしい状況でも戦うチームとしてのまとまりは非常に感じる。メンタル崩壊はしないだろうが、選手が少なすぎるのでキビしい状況はWカップ中断期間まで1ヶ月続く。

チェルシーはターンオーバーしながら戦えてる。リースのケガの状態は心配。

CLグループリーグ 第4節 マッカビ・ハイファ vs ユヴェントス 

試合結果 2-0

アツィリ7′, 42′

注目ポイント

マッカビ・ハイファ:イスラエルのハイファのホームスタジアムで圧をかけられるか

ユヴェントス:未だに正解がみつからない今季。どうなるか。

フォーメーション

ユヴェントス:4-4-2 ヴラホヴィッチとディマリアの2トップ。クアドラードのポジションが謎

マッカビ・ハイファ:地の利を活かせるか。

試合中の事象

20’この試合もマッケニーがウイングポジションで1対1をしてる。

22’ディマリアのハムストリングがピリっときてしまう。ヤバイ。

26’ディマリアOUTミリクIN

26’クアドラードがRMF。ラビオがLMF。サンドロが若い頃なら左サイドを駆け上がって機能しそうな配置。クアドラードとサンドロが未だにファーストチョイスなところが一番つらいポイント。

34’ミリクが左ワイドに開く。

試合後感想

ユヴェントスはクアドラードが右に行ったり左に行ったり配置を変えて実験していたがうまくいかなかった。おそらくアッレグリは実験を繰り返して答えを見つけるタイプの監督。現在のユーヴェはスカッド全体が弱体化しているので今後も厳しそう。この試合に関してはイスラエルのハイファへの長距離移動でトリノと気候も全然ちがうので明らかに選手の体が重そうだった。

ハイファのアツィリの2ゴールはどちらもすばらしかった。特に2点目の体を開いてファーに見せかけたニア上ズドンシュートはエクセレント。

CLグループリーグ 第4節 バルセロナ vs インテル

結果 1-2

40’デンベレ

50’バレッラ

63’ラウタロ

82’レバンドフスキ

89’ゴゼンス

92’レバンドフスキ

注目ポイント

バルセロナ:負傷者が多いディフェンスの構成

インテル:CB, WBのメンバー

フォーメーション

バルセロナ:4-3-3 いつも通り 

LSBアロンソ、LCBピケ、RCBエリック・ガルシア、RSBセルジ・ロベルト

LWFデンベレ、RWFハフィーニャ 中盤はいつも通り

インテル:3-5-2 いつも通り アンカー先発はチャルハノール、LWBディマルコ、LCBバストーニ、CBデフライ、RCBシュクリニアル、RWBデュンフリース

試合中の気になった事象

8’セルジ・ロベルトが攻撃時はOMF位置まで上がる。

11’バルサは攻撃時は3-1-6超攻撃的戦術をチャビは用意してきた。

21’ジェコはボールがおさまる

26’デンベレがカットインから右足ミドルシュート。すばらしいキック精度。

50’バルサの守備連携ミスからバレッラが得点し同点。おもしろくなってきた。

62’バストーニがワンツーからニアゾーンランすばらしい。

63’ラウタロ得点。エリガルの対応はCBの選手としてはひどい。

64’ブスケツOUTデヨングIN、ハフィーニャOUTアンスファティIN。ブスケツさげるのはめずらしい。

66’ディマルコOUTダルミアンIN

68’インテル下げられすぎて危険。

76’ジェコOUTベッラノーバINチャルハノールOUTゴゼンスIN。5-4-1の守備へ変更。

81’事故からレヴィが得点。

83’ガビOUTフェラントーレスIN。もうシステムとか関係ない。

85’バレッラOUTアスラニIN、バストーニOUTアチェルビIN。この時間帯の交代でもバストーニは不満そう。

88’まさかのゴゼンス得点。マジか!

試合後感想

負けたらグループリーグ敗退のバルサが気合で引き分けに持っていった。攻撃時3-1-6の並びはなかなかおもしろい戦術だった。リーガをチェックしてないので初採用かは不明だ。

インテルはセリエA調子良くないが守ってカウンターは大得意。ビルドアップ局面が少ないため、ブロゾヴィッチ不在の弱点が出にくい。ポジショナル戦術のチーム相手の方がやりやすそう。

ヨーロッパリーググループリーグ 第4節 ボードー/グリムト vs アーセナル

結果 0 – 1

23’サカ

注目ポイント

ボードー/グリムト:ロンドンでは中々攻撃的な面を見せられなかった。ホームで本来の攻撃的なフットボールを展開できるか。

アーセナル:プレミアリーグでは控えの選手の活躍。ウーデゴールとファビオ・ビエイラが同時先発、機能するか。

ノルウェーの都市ボードー

ノルウェーの中でもかなり北側。ロンドンから約2000km、オスロから約900kmの距離。緯度はアイスランドより北。アラスカと同じくらい。極寒なので人口芝のスタジアム。

試合中の事象

18’ボードーは4-3-3でコンパクトな守備陣形。

20’アーセナルは人口芝でやりにくそう。ウーデゴールでさえ足元のミスが目立つ。

23’アーセナルは左から右のサイドチェンジ。サカがワンツーで抜け出しでシュート。ピンボールのラッキーゴール。

26’ボードーの4バックはアーセナルのサイドチェンジについていけない。どうしても大外のサカがフリーになる。

33’プレミアリーグではあまり見ないアーセナルの撤退守備。ウーデゴールが前に上る4-4-2の形。シティと同じ。スパーズほど整然とはラインを作らない。

42’ボードーがボール保持。効果的に前に運べない。だがアーセナルもあまり激しくプレスに行けない。

58’サカOUTジャカIN。リース・ネルソンOUTマルティネッリIN。ファビオ・ビエイラがRMFへ移動。

70’冨安INホワイトOUT、マルティネスIN、ウーデゴールOUT。

83’ロコンガOUT、トーマスIN

試合後感想

プレミアリーグで好調のアーセナルでさえ遠方&緯度方向移動&人口芝の3連コンボのアウェイ戦は苦戦。明らかに守備のプレッシャーが遅く。ビルドアップの精度も下がっていた。

イスラエルのハイファでユヴェントスが苦戦したことも同様で納得。

ヨーロッパリーググループリーグ 第4節 マンチェスター・ユナイテッド vs オモニア・ニコシア

注目ポイント

ホームかつ、クラブ予算規模差が何十倍もあるキプロスのチームが相手なので、勝利が必須のユナイテッド。ターンオーバーせずにフルレギュラーで挑む。プレッシャーに打ち勝てるか。

試合中の事象

57’ラッシュフォード左で仕掛けるが2対1。無謀なチャレンジ。

59’アントニーOUT、サンチョIN、マラシアOUT、ルーク・ショーIN

62’ショーとサンチョのすばらしいコンビネーションでニアゾーン突破しクロス。ブルーノが合わせる。おしい。

67’ポゼッションが不安定なユナイテッド。ムリなパスや仕掛けが多い。

69’サンチョとショーで再び左サイド突破。

70’フレッジOUT、エリクセンIN

85’オモニアはカウンターさえ繰り出せないほど攻められ続けるが、集中力が切れない。5-3-2のブロックで跳ね返し続ける。アウェイサポーターはお祭り状態。

93’サンチョからマクトミネイへゴールエリアライン付近でパスが通る。ゴール。

試合後感想

ボールポゼッション70%、シュート34本。ユナイテッドなんとか勝利。タレント達が自由に攻撃することが魅力のテンハーグのフットボールだがユナイテッドではぎこちない。アーセナルのサイドチェンジや、シティのニアゾーンラン、スパーズのカウンターような攻撃に再現性がない。

ユナイテッドの今後の予定は、今週プレミアリーグでニューカッスル、ミッドウィークもプレミアでスパーズ、チェルシーと続くかなりキビしい日程。4位チェルシー16pt, 5位ユナイテッド15pt。10位フラム12ptで差がない。10位まで順位下げる可能性も十分ある。