プレミア上位対決チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドが注目。
セリエAはフィオレンティーナvsインテルが面白そうな対戦カード。
プレミアリーグ 13節 チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッド
1-1
87’ジョルジーニョ(PK)
94’カゼミロ
注目ポイント
チェルシー:まさかのここ数試合でケパ覚醒。ディフェンスラインは怪我人だらけ。ちょっと厳しい日々が続く。
ユナイテッド:試合後ごとにアヤックスっぽい攻撃が機能しはじめている。前節スパーズを粉砕しチームの調子は上昇中。ただし、クリロナさんが交代拒否&早退の規律違反でベンチ外。
フォーメーション
ユナイテッド:4-2-3-1 中盤2枚はカゼミロ、エリクセン。LMFサンチョ、CFラッシュ。
チェルシー:3-4-2-1。前半30分ククレジャを下げて4-3-1-2へ変更
試合後感想
ユナイテッドはスパーズ戦の勢いのままにゲームを支配。個人能力だより感もあるがビルドアップはスムーズ。ポッター監督は前半中にシステム変更し流れを変える。前任トゥヘルも同様だったが試合中の修正で流れを変えられる数少ない監督。ケパはパスも安定してきた。右ききだが左足でも精度がたかい中距離パスが可能。
戦力が拮抗したよい試合だった。
プレミアリーグ 13節 ノッティンガム・フォレスト vs リヴァプール
1-0
55’アオニー
注目ポイント
フォレスト:23人加入で夏の移籍市場の主役となったチーム。オーナーはギリシャのオリンピアコスのオーナーでもある海運王マリナキス。最下位。有名選手がまだらにいる。アタランタの中心選手だったフロイラー、リヴァプールから移籍したネコ(現地実況はニコ)・ウィリアムズ、ユナイテッドから移籍したリンガード。エースはギブズホワイト。
リヴァプール:ジョタ&ルイス・ディアスが長期離脱、ヌニェスは不明だがベンチ外。FWの控えがいない。その代わりMFが帰ってきた。カーティスが先発。チェンバレンが復帰しベンチに戻ってきた。前節少しだけ出場のTAアーノルドはベンチスタートでミルナーおじさんが先発。
フォーメーション
フォレスト:4-3-3 CFアオニー。守備ブロックは4-5-1。
リヴァプール:4-3-3 RSBミルナー。RCBゴメス。RCMFエリオット、LCMFカーティス、RWFファビオ・カルヴァーリョ。
試合中の事象
43’前半フォレストはかなり押し込まれて中盤5枚がディフェンスラインへ吸収されるほど下がる。
47′ 0-0で前半終了。フォレストサポーターはスタンディングオベーション。
55’セットプレーから右サイドからクロス。中央ピンポンボール状態からアオニーがゴール。フォレストサポーターはお祭り状態。
70’アオニーOUT。フォレストは5-5-0の守備ブロック。
73’ネコ・ウィリアムズOUT、レナン・ロディIN
76’フィルミーノOUT、チェンバレンIN久々の登場。
試合後感想
リヴァプールは今週プレミアリーグ最強のチームに1-0勝利し、最下位チームに0-1敗北。フットボールはこのような予想不可能な結果となることがあるからおもしろい。レッズの不安定な戦いはFW人員不足のため、ワールドカップ中断までの残り6試合も続くと予想する。
フォレストはクーパー監督の契約延長したが、今後どうなるのか全くわからない。現在の最有力のストーリーは今季降格、’23年夏に再度スカッド総入れ替え。リンガードたちの高いサラリーは払えないため仕方がない。
プレミアリーグ 13節 マンチェスター・シティ vs ブライトン&ホーブアルビオン
2 – 0
ハーランド
43’ハーランド(PK)
75′ デ・ブライネ
注目ポイント
シティ:リヴァプール戦の戦術から元に戻すか
ブライトン:プレミア最強のチームに対してデ・ゼルビのチームほポジショナルフットボールを機能させられるか。
フォーメーション
シティ:4-3-3 RWFマフレズ、LWFグリーリッシュ。RSBアカンジ、LSBカンセロ。守備時デ・ブライネが上がる4-4-2。通常の戦術に戻った。
ブライトン:3-4-2-1?RMFトロサール、RMFマーチ、RSTララーナ、LSTグロース。
46′ ララーナOUT、ランプティーIN。マーチがLMF、トロサールLSTへ移動。
53′ カウンターからペナルティライン上からトロサールがニアへのナイスゴール。
55′ ブライトンが押し込む。サイドチェンジを繰り返してシティは揺さぶられる。
62′ マフレズOUT、フォーデンIN。
66′ エストゥピニャンINフェルトマンOUT。フェルトマン怪我。4-4-2へ変更。RMFマーチ、LMFトロサール。
75′ デ・ブライネのスーパーミドルシュートが決まる。素晴らしすぎてリプレイ映像で観客がどよめく。
77′ グリーリッシュOUTパーマーIN。
79′ ウェルベックOUTウンダブIN。
80′ ハーランドOUTアルバレスIN。
試合後感想
シティは通常の戦術に戻してきた。リヴァプール戦はやはりオーバーシンキング(考えすぎ)だったのか謎の戦術だった。
こちらも予想通りブライトンも通常通りポジショナルプレーを展開。前任ポッター監督同様配置はコロコロ変わるが攻撃スタイルは維持。はやくもデゼルビ監督はビッククラブへ引き抜かれる予感がある。ただし現状は5戦勝利なし。
セリエA 12節 アタランタ vs ラツィオ
0 – 2
10’ザッカーニ
52’アンデルソン
試合後感想
アタランタ:3-4-3。サパタが復帰。デミラルを中心に守備が固い。ガスペリーニ監督なので当然ハイプレスだが、この試合に関しては前プレスをくぐり抜けられてのピンチがしばしばあった。
ラツィオ:4-3-3。サッリ監督はいまだにナポリ時代のイメージで細かく繋ぐポジショナルフットボールを指向すると思い込んでいた。順位表確認していたらラツィオの失点が異常に少ないことに気づき守備目線で見返すと全然違った。守備陣形は4-5-1にセットしてから、近い方サイドのCMF&CFが飛び出してプレスを掛け4-4-2になる。よくある形だが、すごく自然にできていて戦術練習の成果を感じる。圧縮プレスでボールを奪いショートカウンターを狙う。あとはインモービレが独力で決める。ミリンコビッチサビッチがスーパープレーを繰り出す。フェリペ・アンデルソンかペドロが決める。前線の選手にある程度の質があるので点が取れる。選手たちのキャラが違うし、重心が低いが形としてはエディ・ハウのニューカッスルに近い。
ビルドアップは苦手でサイドチェンジはできない。少しムリめでも前にパスするか、ミリンコビッチサビッチに預けてなんとかしてもらう。21番は強すぎるパス、浮き玉でも収めてくれる。みんな頼りすぎの感はある。