公式X(twitter)にてジョアン・ラポルタ会長から23-24シーズン終了後のシャビ監督の退任が発表された。
twitterに書き切れない筆者の個人的感想をブログに書いた。
ラ・リーガ
ラ・リーガは21節終了時点で13勝5分3敗の勝ち点44。4位。首位ジローナとの勝ち点差11。
CL出場権内。カンセロやジョアン・フェリックスはレンタルで取れたが今季補強少なかったため妥当な成績に感じる。筆者はラ・リーガは今季ほとんど見ていない。セリエAがSPOTV NOWで視聴できるようになったのでDAZN解約した。プレミアリーグとセリエAを毎節5試合ずつ視聴している。
チャンピオンズリーグ
チャンピオンズリーグのベスト16の相手はナポリ。今季のナポリは昨年から編成の変化はないがスパレッティ監督が退任し、後任のリュディ・ガルシアはすでに解任、ワルテル・マッツァーリが10年ぶりに再登板しているがインテル、ユーヴェ、ローマ、トリノに大敗。選手のモチベーション低下が著しく。マッツァーリも解任されそうなドン底状態。それでもトーナメントは何が起こるか分からないが、バルサが有利であることは間違いない。
なぜシーズン終了後の退任なのだろうか
ローマは2年半指揮し、カンファレンスリーグ優勝。ヨーロッパリーグ準優勝の実績をあげたモウリーニョを解任。デ・ロッシへ交代。さっそくプレースタイルが大きく変わった。
リヴァプールは8年半指揮したクロップの今季末で契約延長せず退任を発表。プレミアリーグ首位、ヨーロッパリーグに勝ち残っている。低迷していた名門クラブをチャンピオンズリーグ優勝、プレミアリーグ優勝させ80年代の栄光を復活させたレジェンド監督なので最後にもう一度リーグ優勝をさせてあげたいということで、選手のモチベーションは上がるだろう
チャビ監督の場合、自主退任。大敗後の発表なので即監督交代が通常だと思うのだが今季末での退団。不思議な感じだ。
次の監督
バルサはメッシが語っていたように「バルセロニズモ」という忠誠心と、クライフ監督後の攻撃的スタイルが求められる。24年6月時点でフリーの大物監督といえばジダン、モウリーニョ、ハンジ・フリック、ユルゲン・クロップといった面々。今のバルサの金欠状態で就任する監督はいないだろう。ジダンはマドリーレジェンドだし、モウリーニョもマドリーのイメージと守備的すぎるスタイルで無理だろう。クロップもカウンタープレスが特徴なので合わないだろう。残ったフリックが候補か?リヴァプールに行きそうな気がするが。
やはり「バルセロニズモ」という点で問題ないOBが有力候補だ。今季ボローニャで好調なティアゴ・モッタ(41)は最有力候補かもしれない。クラブ規模的にもオファーが来たら断れないだろう。戦術のスタイルはフォーメーションを横から見た2-7-2という考え方で独特。縦に見れば普通に4-1-4-1だが。攻撃的なスタイルであることは間違いない。あとはバルサB監督のラファエル・マルケス(44)はペップ・グアルディオラ同様Bチームからの昇格の可能性はありそう。もちろん筆者は指揮する姿は一度もみたことがないが。
バルサは来季も予算が足りない
次の監督予想は楽しいが、結局クラブが借金で首が回らないことは来夏も同じ。最高給かつ高額の移籍金収入が期待できるフレンキー・デヨングの売却は急務だろう。今季終了時は27歳、最後の高額売却チャンスかもしれない。
経営は崩壊しているが、未だに世界一の人気クラブであることは疑いの余地がない。Youtube登録者数はプレミアリーグのビッグ6とは大差。レアル・マドリー比較約1.5倍でダントツ世界一である。つまり売上は今後も欧州強豪クラブ以上の数字を期待できる。地道にコスト削減すれば、補強予算不足は解決可能。とはいえバルサ会長職はほぼ政治家。経営がかなり怪しい。バルトメウ前会長、ラポルタ現会長の作った借金を返せる体制に変更しないと厳しい。ラポルタが未だにスーパーリーグ構想にこだわり続けるのはアメリカ金融機関の出資金約2000億円ですべての借金を返済するためだ。