楽天モバイルからpovo2.0へ乗り換え。激安サブスマホ運用にオススメ!

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本記事の概要

楽天モバイルからpovo2.0(KDDIのサブブランド)へ乗り換え。開通までの手順と1週間使用のレビューを紹介する。結論:激安サブスマホ運用を目指す場合、最強の選択肢のひとつ。メイン回線にはオススメしない。

経緯

筆者は昨年4月よりサブスマホであるiPhone12miniで楽天モバイルを利用している。楽天モバイルを選んだ理由は1GB以下0円、楽天ポイント1倍、通話無料でメリットが多かったからだ。IIJmioギガプランのデータ専用Simと楽天モバイルeSimのデュアルSimにして、通話0円でデータ通信2GB740円/月の激安運用をしていた。

2022年5月13日に楽天モバイルがプレスリリースにて、7月1日より新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」へ移行すると発表。 UN-LIMIT Ⅵで存在していた1GB以下0円は残念ながら終了である。当然だが0円で永遠にサービスが受けられるとは思っていなかったので、その日が来たなと言う感想だ。10月末まではキャッシュバックを含めると1GB以下実質0円は続くので焦って乗り換える必要はない。

後発の楽天モバイルのインフラ投資額は大きく、楽天グループ全体でも3期連続の営業赤字予定となるほどで、後に投資額の回収目処があるにしても、現在の経営は苦しい。

ちなみに筆者はずっと0円運用していたわけではない。引っ越し直後、NUROの工事が終わるまで家のネットが使えない期間があったので、iPhone12miniからPCへテザリングして2980円使い放題を活用してた。楽天モバイルはデータ多めに使う人にはこれからも強力な選択肢の一つだと考える。ただし、筆者はサブスマホの激安運用を目指すので一旦解約することにした。

povo2.0の契約について

まず楽天モバイルで解約手続きする。そのままの電話番号を使用するのでMNP予約番号を取る。

povo2.0の契約、開通作業はスマホアプリでの操作となる。MNP番号もこのとき入力を求められる。個人的にはスマホ入力がめんどうなのでPCブラウザ対応の方がうれしい。身分証の登録でスマホカメラが必要である事情等はあるのだろうが。

入力作業が終わると審査終了メールを待つことになる。筆者の場合は午前9時に申請して、審査完了は午後1時だった。約4時間で終了だ。あとはpovoの公式ページ通りに設定すればすぐにデータ通信・電話回線が開通する。(Wifi環境は必要)

今回のe-sim契約ではついに紙面や郵便のやり取りが一切不要になってよかった。楽天モバイルはe-sim契約だったが設定用の冊子が送られてきた。やっとSimレス、ペーパーレス化の時代がやってきた。

povo2.0のよいところ

  • 基本は0円。使いたいときにトッピング購入できる。

 例えば…24時間使い放題330円、30日3GB990円他多数。

筆者は3ヶ月に一度、通院のため新幹線移動するので、車内でノートPCへテザリングする用途で24時間使い放題がピッタリだ。

  • 開通までの設定はアプリで完結。乗り換えを思い立ってからたった半日で開通作業まで完了する。とても速い!
  • e-sim対応、初期手数料なし、期間縛りなし

e-sim対応が当たり前になってきたのがうれしい。逆に未だに期間縛りがあるプランは今後駆逐される運命だろう。

povo2.0のわるいところ

  • トッピングなし0円0GB契約状態での通信速度は最高128kbps。ほぼ実用性なし。ドキュメントや軽いアプリでさえもたつくほど遅さ。180日有料トッピングの購入がない場合、利用停止、契約解除となることがある。楽天モバイルと同じ理由で0円で永遠に使われたら事業として成立しないので仕方ないが。
  • 通話トッピングなしでの通話料は割高。楽天モバイル0円(専用アプリ)、IIJmioギガプラン11円/30秒に対して22円/30秒だ。筆者はそもそもサブスマホだし、電話もしないしあまり関係ないが…。
  • 24時間使い放題が10回使えるキャンペーン(5/31まで)のコードは少し使いづらい。残り回数がわからない&毎回コード入力が必要であるため。

本記事のまとめ

気軽に乗り換えできて、トッピングで都度いろんなプランを使いたい方にpovo2.0はオススメ!

逆に同じプランを継続して使用するようなメインスマホとしては通話・データ料とも割高なのであまりオススメしない。

今回他の大手MVNO(IIJmio,mineo,OCNモバイルONE)のプランとも比較してみて、楽天モバイルも通話無料のメリットを最大限に活かせる人には悪くない選択肢だと思った。

個人的にはIIJmioギガプランが使いやすい。povo2.0より通話・データ料とも安い。povoトッピング3GB990円/30日に対して IIJmioギガプラン音声付き4GB990円/月だ。またスマホ2台体制でもデータシェアができ、毎月データ量を契約変更できるため柔軟性がある。povo2.0が改悪されたら、現時点であればサブスマホもメインスマホと同じくIIJmioギガプランに戻すだろう。